※このライブレポートの内容はすべて筆者の妄想です。
奇跡のコラボライブ
2023年9月1日、大阪。
まるで奇跡のような３時間がそこに存在した。
sumikaとSEKAI NO OWARIのコラボレーションライブだ。
これを読んでいる皆様には、このライブは決してよくある『対バン』ではないということをよく理解していただきたい。
POPなROCKシーンを駆け抜けるようなスピードで人気を集め続けている両バンドが、それぞれ順番に演奏するライブではなく、計７名のメンバーがごちゃ混ぜになり、それぞれの楽曲を演奏したのだ。
たとえば片岡が歌う”眠り姫”。Fukaseが歌う”Lovers”。
そんな貴重な。そして最高に楽しいライブ。
間違いなくこの日、日本の音楽シーンの中心はZepp Osaka Skyだった！
公演情報
■出演：SEKAI NO OWARI / sumika
■会場：Zepp Osaka Sky
■日程：2023年9月1日（金）
■時間：開場 17:30 / 開演 18:30 / 終演 21:30
前半戦！片岡が歌う＜ドラゲナイ＞
ライブは前後半に分かれて進められました。
KIRINJIの”エイリアンズ”が登場SEとして流れる中、、、
前半はsumikaから片岡（Vo.）と荒井（Dr.）。セカオワからはNakajin（Gt.）とSaori（P）が登場！！！
このコラボライブは9月1日に大阪、そしてその3日後に東京で行われるので、この日が初日。
だれもセットリストや演出を知らない、そしてなんと全員が『初めて見るバンド』。
もう、声を抑えきれないほど、興奮している3,000人弱の観客たち。
何百本とライブを見てきたけど、あの雰囲気は初めて体感した(笑)
ワン！ツー！！
デュララララッ！！！！
1曲目はsumikaの曲で”ソーダ”！
片岡の声、荒井のドラムは聴きなじみのある音だけど、なんといってもギターとピアノ！
この日の為に一体どれだけ練習したんだ！
と言いたくなるほど完成されたアレンジで、メンバーの半分が別バンドの人とは思えない仕上がり。
特に”ソーダ”はギターリフがかっこよくて印象的なんだけど、それがNakajin色に染まっており、そこはかとなく『セカオワ感』を出している。
そして続く曲は”虹色の戦争”と”Dragon Night”
どちらも1秒聴けばセカオワの曲だとわかるほどの名曲だけど、
やっぱりボーカルの力って偉大で、、、
＜青色の空に神様がきて願いを1つ叶えるなら＞
ここを聴いたときに、自分の中で完全に”虹色の戦争”がsumikaの曲になりました(笑)
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大人の俺が言っちゃいけないこと、、、
”Habit”では片岡が照れながら踊る姿に、黄色い歓声がうるさかった(笑)
そこから”眠り姫”、”溶けた体温、蕩けた魔法”、”願い”とミディアムバラードが続く。
優しいFukaseの歌声で聴く”眠り姫”は、『お姫様に寄り添う勇者』というイメージを持っていたんだけど、片岡の深みのある太い声は、『もう一度起きて冒険しよう』って感じの力強さを感じた。
ミイラ男も観客たちも踊ってる
用意されたシンセサイザーを、Nakajinが腕を大振りでたたき出すと、聞き覚えのある大太鼓のリズムがZeppを震わせる。
そこに誰かが煽るまでもなく、手拍子が合わさる場面はまさに鳥肌もの！
＜空は青く澄み渡り / 海を目指して歩く＞
大サビでの全員大合唱は、どんな祭典にも負けないほどの祝祭感だった。
それに負けんとばかりに続く、sumikaのアンセム”センス・オブ・ワンダー”！
セカオワの楽曲では、片岡のほんの少しのアウェイ感（まじでちょっとだけ）があり、僕らも聴く、観るのを楽しむ、といった雰囲気がありました。
でも！自身の曲でのパワーはほんとに凄かった。
前半全10曲で一番圧倒された時間だったかもしてないです。
そして前半最後の曲は”炎と森のカーニバル”！！！
原曲同様、鐘の音とシンセの荘厳さをまとう素晴らしい演出。
リリース当時、「とんでもないライブ映えしそうな曲が出てきた！」と感じたけど、やっぱりすごい。
大きなアリーナ、ドーム規模だともっと映えるのかもしれないけど、
Zepp規模で、しかも違うメンバー（Cover近い）での演奏でも凄まじいライブ！！！
ラスサビでは銀テープが発射されるなど、これ以上ない盛り上がりで前半の幕を閉じました。
これを超えられるか！
後半バンドよ。
はやく見せてくれ！
転換の待機時間がめっちゃ長く感じたのを覚えています。。。
後半戦！果てしないほどのセカオワ感
約15分の転換時間を経て、登場したのがDJ LOVE。
前半最後の曲だった”炎と森のカーニバル”のremixバージョンを流して会場を盛り上げます。
その盛り上がりのピークの時に、sumikaのキーボーディスト・小川とセカオワのフロントマン・Fukaseが入場！！
そのまま”炎と～”の音楽が鳴りやむことなく、始まったのが１曲目”ターコイズ”！
倒せよモンスター！倒してみろよ大阪！
Fukaseが「爽やかな曲も書けるんだぞ！」とインタビューで答えていた通り、セカオワ屈指の爽やかでキャッチーなナンバー。
そして、sumikaのこちらも清爽さが溢れる楽曲”Lovers”！
＜倒してみろよ！大阪！！＞と歌詞を変えて煽って見せた”ふっかつのじゅもん”、”フィクション”と連投！
４曲を矢継ぎ早に演奏し届けたあと、『２バンドの出会いとこのライブ開催のきっかけ』を観客に話したFukase。
そしてDJ LOVEと小川にも一言を求めたあとは、”ROBO”、”アネモネ”とバラード調の曲を披露。
LOVEの、おそらくこの日だけのオーケストラ風アレンジが曲への没入感を高め、息をするのも忘れてしまうほどの演出だった。
『綺麗』だった。。。
戦ってるすべての人へ贈る曲
”不死鳥”をピアノ小川の伴奏だけで披露すると、アップテンポの曲で後半も終わりに近づく。
Fukaseの「戦っているすべての人に贈ります！”Fight Music”！」をいう最高にかっこいいMCから始まったこの曲。
個人的に日本一の応援歌だと思っています。
努力する全生物にとって、響く曲なんじゃないかと。
めっちゃ良い曲。
そしてそのまま”「伝言歌」”、”Starting Over”と駆け抜けた３人。
楽器がDJとキーボードだけという、特殊なバンドでした。
でもそこには確かに『不死鳥』が飛んでいたし、『伝えたいこと』も伝わってきた。
あぁもう嫌になっちゃうよほんと
”Fight Music” SEKAI NO OWARI
これで100戦中100敗
それでも僕は戦い続けるよ 勝つ為に
この最もかっこいい応援詞を置いて、本編のレポを終えたいと思います。
アンコールが最高でした！！
このままどうぞ！
アンコール 全員参加！
アンコールは全３曲で、全メンバー計７名で演奏されました。
ただ、１曲目の”RAIN”だけは楽器隊は出てこず、ボーカル２名のアカペラ！
しかも１番はFukaseが、２番は片岡がそれぞれ上下ハモリをチェンジするという粋なアレンジを見せてくれた。
２人のファンがどちらも喜ぶ、最高の１曲でした。。
最高の”スターライトパレード”
”RAIN”のあと、疾走感あふれるテンポのビートが流れ出すと、楽器隊の５名が勢ぞろい！
手拍子を煽る中、照明がストロボに変わりどんどん激しくなっていく。
４カウントが入り、片岡のアコギ『じゃかじゃかストローク』から始まったアンコール２曲目はsumikaの名曲”ファンファーレ”！
まさにライブ後半に相応しいこの曲。
完璧なライブすぎて涙が、、、
これだよ、、、
これが見たかった！！
『音が楽しい！！！』
改めて音楽が好きになった日。
そう思って泣いていたところに、SEKAI NO OWARIのアンセム”スターライトパレード”。
とどめを刺された感がありました(笑)
Zeppの会場にレーザー照明が飛び交い、紙吹雪が舞う。
２つのバンドが笑顔で、歌い、演奏している。
あのバンドが好き、あまり好きじゃない。
誰しも好みはある。
最近はその好きじゃないアーティストのことを悪く言う、『アンチ』が多すぎる気がします。
みんな、初心に戻ってほしい。
初めて音楽にハマって、
初めてCDを買い、
初めてテレビ・ラジオにかじりつき、
初めてファンクラブというものに入って、
初めてライブに行った
そんな日のことを
ただただ、自分が好きなものに集中して、楽しもう。
そう思わせてくれるライブでした。
本当にありがとう、sumikaとSEKAI NO OWARI！！！
終わりに
ここまでただの妄想に付き合って、読んでくださりありがとうございました。
最後にセトリを書いておきます。
こんなライブが見たいなぁ～～～～～
えらい人～～～
企画して～～～
しないなら私がするよ～～～！！！！！！
Setlist
①メンバー
Vo. 片岡 / Gt. Nakajin / P. Saori / Dr. 荒井
1. ソーダ
2. 虹色の戦争
3. Dragon Night
4. Habit
5. 眠り姫
6. 溶けた体温、蕩けた魔法
7. 願い
8. RPG
9. センス・オブ・ワンダー
10. 炎と森のカーニバル
②メンバー
Vo. Fukase / Key. 小川 / DJ. DJ LOVE
1. ターコイズ
2. Lovers
3. ふっかつのじゅもん
4. フィクション
5. ROBO
6. アネモネ
7. 不死鳥
8. Fight Music
9. 「伝言歌」
10. Starting Over
enc
1. RAIN（アカペラ）
2. ファンファーレ
3. スターライトパレード
最高でした！！
ではまた！
たっぴー
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