こんにちは。
『with音楽』のたっぴーです。
チェスの駒で例えると、私の人生はポーンかもしれない。
今回は2023年8月9日(水)にデジタルリリースされたOfficial髭男dismの新曲『Chessboard』について書いていく。
公式MV
リリースでいうと、『TATTOO』以来約4カ月ぶりの新曲。一般的なアーティストでいうといたって普通の感覚。むしろ速い方かもしれない。
ただ、とてつもなく久しぶりに感じるのは私だけだろうか。
レビュー
歌いだし
”チェスボードみたいなこの世界へ僕らは
ルールもないままに生まれてきた
幸せと悲しみの市松模様
そのどこかで息をする”
作詞:藤原聡
良く言えば、”今を生きるすべての人に刺さるキラーフレーズ”。
悪く言えば、当たり障りのないありきたりな詞。
もちろん、最初のこのブロックだけで歌詞の意味を決めつけるなんて言語道断。
そんなの何の意味もありません。
プリンのカラメルだけ食べてるようなもの。
ではなぜ、こんなことを言ってまでこの歌詞を挙げたのか。
それはこの曲が音楽的にずば抜けている部分があるからです。
下に進む前に一度聴いてください。
聴いてからですよ。
イントロのギターフレーズを、、
はい。気づきましたでしょうか。
そう。
イントロのギターリフをAメロでも弾いているのです!
これが個人的に一番刺さった部分です。
このアレンジが採用されている有名な曲はBUMP OF CHICKENの「天体観測」など、でしょうか。
そしてさらにサビでもこのリフは続きます。
このギターフレーズがあることで、曲の一貫性、統一感が増幅しているように感じます。
なにより耳に残るフレーズがある、というのは音楽的にもとても重要。
QUEEN!!!!!
”大きな歩幅で ひとっ飛びのナイトやクイーン
みたいになれる日ばかりじゃない
からこそ躓いた 進めずに引き返した
そんな日にも芽生えてる あなたの足元から 足跡から
繰り返しも迷いも後悔も旅立ちも全て”
作詞:藤原聡
はい、来ました。
X(旧Twitter)で超バズっている部分。
Cメロの歌詞なんですけど、この1行目。絶対聴いてください。
誰しも度肝を抜かれることでしょう。
若い方々はもしかしたら「なんのこと?」って感情になるかも。
わからなかったらお父さんお母さんにこのパートだけでも聴かせてあげてください。
きっと嬉しそうに、説明してくれるでしょう。
文字で書いてもこの興奮は伝わらない&予備知識ゼロで聴いてほしいので、詳しくは書きません。
最高のコーラスパート
”美しい緑色 こちらには見えているよ
あなたが生きた証は
時間と共に育つのでしょう
美しい緑色 役に立たない思い出も
消したいような過去も
いつかきっと色付くのでしょう”
作詞:藤原聡
歌詞の意味(「美しい緑色」について)は少し考えましたが、抽象的すぎてはっきりと伝えたいことはわかりませんでした。
まあここも、冒頭に書いた「誰にでも刺さる歌詞」にあたるのかな、と。
もちろん良い意味ですよ。
ただ、ここで注目したいのは歌詞よりもコーラスとドラム(パーカッション)。
めっっっちゃくちゃ綺麗ですね!!(シンプル)
ドラムは一回し目と二回し目でスネアの数が倍になっていて、どんどん盛り上がる感じが素敵です。
そしてその後のラスサビ。
ピアノ伴奏とギターのみの、静かなサビメロで終わり。
壮大に膨らんでいって「ジャジャン!!」と終わる楽曲も好きですが、静かにかっこよく終わる曲もいいですよね!
まとめ
いやーヒゲダン。Official髭男dism。
良いですね。
活動休止中(今もかな?)はさすがに話題に出ない日々が続いてましたが、一曲出すとすぐこれだ。
声帯ポリープ。
大変だと思いますが、これからまたメディア、ライブで歌う声が聴けるのを心から楽しみにしています。
あー生で聴きたい。
ではまた。
たっぴー
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