【ディスクレビュー】石崎ひゅーいの10周年アルバム『宇宙百景』が名盤すぎたので語る

ディスクレビュー

こんにちは。
『with音楽』のたっぴーです。

『宇宙百景』は石崎ひゅーいのデビュー10周年を記念したアルバム。

全曲Trailer

『宇宙百景』石崎ひゅーいの詳細はこちら

初めに書いておくが、このアルバムは2023年リリースの中でもトップレベルに多幸感あふれる、良い作品である。
槇原敬之や尾崎世界観、長澤知之といった音楽シーンの第一線で活躍する人たちが、石崎に楽曲提供しており、11曲多様な色を持った世界観を堪能することができる。

ぜひこれをきっかけに石崎ひゅーいの世界観に触れて、ハマる人が増えることを願って、ここにレビューとして書いていく。

楽曲レビュー(前半)

冒頭の楽曲であり、アルバムタイトル名を冠する「宇宙百景」は、まるで宇宙の中でなっているような電子音と美しいギターサウンドが印象的なバラード。

続く「邂逅」はマッキーこと槇原敬之の提供曲だ。日常風景を切り取ったような歌詞は、思わず「世界に一つだけの花」を彷彿とさせる。そしてCメロでは石崎のハイトーンボーイスが光る。このあとの楽曲が楽しみになる2曲だった。

3曲目は楽曲提供で何度も関わっている盟友・菅田将暉との共演作「あいもかわらず」。「さよならエレジー」、「虹」そして「糸」での共演。二人の音楽的相性が良いことは周知の事実ではあったが、改めてこうしてハモリを聴くと、本当に素晴らしい歌声で、互いに調和しているのがよくわかる。
お互いのアルバムで毎回共演してもいいんじゃないだろうか。

楽曲レビュー(中盤)

「デュラ・デュラ」歌詞・サウンドともに独創性に富んでおり、石崎の作りたいままに作られたような気がする。と思えば、その前曲「ワスレガタキ」超キャッチーなロック調の楽曲。この幅の広さに驚いた。

続く3曲はバラードが並ぶ。尾崎世界観提供の「あたしは恋をしている」。不器用な恋を唄った「花束」。そしてアニメ映画主題歌で菅田将暉に提供した「虹」のセルフカバー。綺麗で素晴らしく、アルバムの形成づける重要なフェーズだ。

その後の「スパノヴァ」は『宇宙百景』随一のポップな曲。管楽器がとても優美な雰囲気を生んでおり、ラスサビの手拍子がより多幸感を増幅させている。ライブで盛り上がりそうな曲。

楽曲レビュー(後半)

10曲目の「ラストシーン」は、これまた菅田将暉への提供曲。そのセルフカバーである。つまりこのアルバムには菅田将暉が3曲も関わっているということになる。

そしてラストを飾る「スタンドバイミー」。ピアノの音色が美しい。ピアノと弦楽器のみで構成されるこの曲はアルバムを、さらに言うとコンサートを締めくくるにふさわしい見事なバラード曲だ。気づけば、ドームクラスの会場に響き渡る映像が頭の中で流れていた。

まとめ

『宇宙百景』は、石崎の10年間の傑作、そして2023年の歴史に残る名盤だ。
未聴の方はぜひ11曲通して聴いて、『宇宙百景』を堪能してほしい。

リリイベTOURも開催中なので、興味のある方はチェックしてみるといいだろう。
石崎ひゅーい『宇宙百景』リリイベTOUR


ではまた。

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